31歳自営業妻の東京からドイツ駐在までの道

東京在住・自営業・31歳です。3月に第一子 (男)出産しました!

出産後の本音

わたしは、

 

自分を守るため、いろんな理由を

かき集めて、自分も周りも納得させて

今まできた感がある。

 

でも、

 

この出産で、自分の本音をごまかさない、

隠さない、見逃さない、という事を

学んだ気がします

 

『自分の本音と向き合う』

そんな風に思いました。

 

生まれてすぐ産声が上がらない息子

出産という大仕事に終止符が打たれた

という現実の余韻の中、

 

風のように保育器と共に

分娩室を後にした我が子

 

抱っこしたい

病室に旦那さんと母に入ってもらいたい

一緒に喜びたい

写真を撮ってもらいたい

 

わたしの願いは、本当はこれだった。

でも、それが出来なかった。

 

すると。。。

 

 

保育器に入ってるほうが安心

元気になるまでわたしもゆっくり休もう

医療のプロにお任せ

 

みたいに、自分のいいように

自分を納得させ、周りを安心させ

心配掛けないようにしていた

 

次の日にすぐ我が子の病室まで会いに

行こうともしなかった

わたしは大丈夫、みたいに。

旦那さんと和やかに病室で過ごした。

 

お昼頃、看護婦さんが病室に来られて

見にこられますか?とのことだったので

それでは…と向かった。

 

旦那さんと保育器の前で2人で

我が子を眺めました。

旦那さんは先に病室に帰って、わたしは

その後もしばらく見てた。

 

もう少ししたら酸素マスクを外す

時間だから、またその時のお顔を

見にきたら?

と看護師の方が言ってくださったので

またしばらくして、今度はわたし一人で

保育器の病室に向かいました。

 

酸素マスクを外して、素顔の我が子。

あぁ、こんなお顔してるんだ。

そうしたら、涙が止まらなくなった。

 

あぁ、わたし心配だったんだ

不安だったんだ

怖かったんだ

辛かったんだ

 

後から後から、自分が自分に事後報告

する形で、出産直後の自分の本当の

感情を共有しました

 

そうしたら、涙が止まらなくて

ずっとずっと泣いていた。

 

眠りから覚めて

わたしを見た我が子。

しばらく見つめ合いました。

 

手を添えたら握ってくれて

その少しのひと時、繋がれた

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小さな身体に、

酸素マスクや、チューブが

繋がれているけれど、

 

我が子はちゃんと息をして、

力強く生きている。

 

それがまた嬉しかった。

 

あんなに痛かった陣痛も、

産後のこの身体の痛みも、

 

どうでもいい。

本当に。

 

生まれてきてくれてありがとう

わたしを母に選んでくれてありがとう

 

もう、この子にはありがとうしかない

 

この子に、

どれだけの喜びを貰ったことか…

 

わたしだけじゃなくて、

旦那さんも、

母も、

そして天国に逝った父も、

この子とつながるたくさんの人たちにも

 

たくさんの愛を、わたしのお腹の中から

与えてくれてました。

 

生まれてくるときに、

しんどい思いをさせてしまった…。

 

お医者さんが

体重管理や、食事管理をうるさく

言われるのは、

新しい命を生む母親だけでなく

 

これから生まれる小さな命のため

でもあること。

 

出産間際は、食べるのが楽しくて

好きに過ごしていた自分。

今なら、おデコにデコピンしたい。

 

元気になって、それから

わたしに抱っこされに来てね。

 

ママは楽しみに待ってるから。